シーモンキー飼育日記  第3部

原因不明のまま、第1部、第2部と失敗に終わったシーモンキー飼育日記。卵がまだ残っているので、全滅の原因を探るため、水を変えたものを3つ用意してみた。

※古い日付のほうが上のほうにあります。


8月26日 買い物に出かける

海水のもとやはかりを買った 第3部開始にあたって、いろいろ買ってきた。写真右手前にあるのが、近くのペットショップで買った海水のもと。シーモンキー飼育セットに入っていたのはもう使ってしまったため、代用。同じものかどうかはわからないけど、ほかにどうしようもない。本当はもっと小さいのが欲しかったんだけど、これしか売ってなくて、25リットル用1000円。
 その左にあるのが、料理用の電子はかり。海水を作るために海水のもとを量る。1グラム単位でしか量れないけど、まぁ大丈夫でしょう。東急ハンズで3500円くらいだったかな。その左に3つあるのは、同じく東急ハンズの料理コーナーで見つけた入れ物。水槽の代わりにする。その右隣も同じところで買った計量カップ。500mlまで量れる。値段は忘れたけど、入れ物3つと計量カップ合わせて2000円くらいだったかな。
 その右のペットボトルは、家の近くの井の頭公園にある、井の頭池の水。ちょっと緑色がかってますな。その右は、近所のコンビニで買った350ml入りのエビアン2本。あと、ここには写ってないけど、水道水を汲み置きしておくことにした。
 というわけで、今回は、水の違いによる影響を調べる。もう一度書くと、「井の頭池」、「エビアン」、「水道水」だ。
 しかし、これらを買ったり用意したりしながら思ったのは、オレってば、なんでこんなことやっちゃってんだろう、てこと。馬とか鹿とかいう漢字を思い浮かべないようにするのが大変だった。


9月2日 第3部開始。たまごを入れる。

水300ml まずは、それぞれ水を量る。水槽用の入れ物の大きさが決まっているので、300mlでいくことにした。
海水のもと10g

 次に海水のもとを量る。袋によると、水10リットルに対し350グラムを入れろと書いてある。てことは300mlだと、10.5グラムだな。このはかりでは小数点以下は表示できないけど、まぁ10グラムとちょっと、ということでいいでしょう。ちなみに10リットルに350グラムってことは、水1リットルを1キログラムとみなせば、約3.4%の海水になるわけだな。
たまご100つぶそして、シーモンキーのたまごを入れる。どの水槽にも約100つぶずつ数えて入れた。といっても正確ではなくて、20つぶくらいの誤差はあると思うけど。
3つの水槽 これが、入れた直後の写真。左から「井の頭池」、「エビアン」、「水道水」。見分けられるように、シールで名前を書いて貼った。また、最初の水位を赤マジックで線を引いておく。これは、あとで水が減ってきたときに、足す目安。


9月3日 少し生まれてます。

 小さき者たちが生まれてます。数は、井の頭池7〜8匹、エビアン7〜8匹、水道水5〜6匹。水道水がやや少ないようだけど、まぁこれは偶然というか、誤差の範囲でしょう。


9月4日 たくさん生まれてきました。

 ちょこまか動くので正確には数えられないが、井の頭池30匹弱、エビアン30匹弱、水道水20匹弱。おや、やっぱり水道水が少ないなぁ。まだ結論を出すわけにはいかないけど、やっぱり水なのか?


9月6日 ん?エビアンに異変が!

エビアン白濁 今日の状況。井の頭池30匹程度、エビアン15匹程度、水道水20匹程度。なにっ、エビアンが減ってる。あとの2つはほとんど変化なし。写真ではわかりづらいかもしれないが、エビアン(まん中の水槽)の水が白くにごっているように見える。実際には、水そのものではなくて、水槽の壁に何か(たぶん塩分)が付着しているようだ。また、水面にも細かなホコリのようなものが浮いている。とけている水中の塩分が出てきたのだろうか。そのためかどうかわからないが、エビアンの中のシーモンキーが半減。ちょっとやばいかも。
 なんとなくだけど、シーモンキーの動きも、エビアンと水道水が鈍いように見える。井の頭池のシーモンキーの動きは活発だ。


9月7日 エビアンピーンチ!

エサを入れる 今日の状況。井の頭池20匹程度、エビアン1匹、水道水10匹程度。いずれも数が減っている。が、エビアンがついに1匹になってしまった。シーモンキーの撮影をしようと3日くらい前からがんばっているが、第2部のときとくらべ、水槽の奥行きがあるためか、なかなかうまくいかない。
 それはともかく、エサを入れてみた。どこにもシーモーンキー飼育セットに付属していたスプーンに半分くらいずつ、もちろんエビアンにも入れた。


9月9日 エビアン終了

 昨日は、会社にいて帰ってきたらすっかり寝てしまって、シーモンキーを見るの忘れていた。で、今日見てみたら、案の定エビアンには1匹のシーモンキーも残っていなかった。やはり水のせいだろうか? そのほかは、井の頭池15匹程度、水道水10匹程度でそれほど変わらなかった。


9月10日 水道水が逆転

にごる井の頭池 今日の状況。井の頭池5匹、水道水8匹。水道水が逆転! というより、井の頭池の減り方が激しい。
 そういえば、もともと井の頭池のほうは、藻のようなものが少し入っていたんだけど、ちょっとそれが目立つようになってきてるような気がする。しかも緑じゃなくて茶色。写真じゃちょっとわかりにくいな。水槽の底の部分が少し茶色くなっているのがわかるだろうか。これが、たとえば、藻の死んだやつで、腐ってきたりしたらやはりシーモンキーに影響を与えるだろうか。逆にエサになったりするのか?
 ところで、先日来挑戦している写真の状況も芳しくない。どんな感じかというと、こんな感じ。
シーモンキーアップ写真


9月11日 ほとんど変わらず

 今日の状況。井の頭池5匹、水道水7匹。昨日とほとんどいっしょだな。
 ところで、これまで、それなりに飼育できているってことは、“海水のもと”を使った3.4%海水でもよかったみたいだな。と思っていたら、あるホームページで、「シーモンキーはもともと塩水湖の生き物だから、海水のもとは使わないほうがいい」てな感じの記述を見つけた。でも具体的にはどうすればいいんだろう? 食塩水でいいのか?


9月12日 順調に見える

 今日の状況。井の頭池5匹、水道水5匹。水道水が少し減っているが、激減ということもなく、順調そうに見える。なんか、過去の飼育に比べると、結構大きくなっているように見えるが、昨日のホームページによると、「塩分濃度が低いときには成長が早くて短命」とのことなので、海水の濃度がちょっと低かったのかもしれない。


9月13日 水道水が減ってきたぞ

 今日の状況。井の頭池5匹、水道水3匹。水道水が順調に減ってる。また、こころなしか井の頭池のほうが元気そうに見える。エサを入れた。


9月15日 ああ、水道水よおまえもか

 昨日は会社に泊まりだったため見られなかったが、今日見てみたら、な、なにっ、水道水にシーモンキーがいない! 逃げたのでもない限り、全滅したとしか考えられない。ていうか全滅。うーん、こうなると、いよいよ水が原因説が濃厚になってきたなぁ。だって、水以外はすべて同じ条件なのに、水道水で育てたシーモンキーは、2度ならず3度までも、わずか2週間足らずで全滅したわけだから。
 あ、そして、井の頭池のほうはしっかり5匹、元気に泳ぎ回っている。
 水道水のなにがダメなんだろう? 消毒用に入れてる(らしい)塩素か何かだろうか? しかし、(10年以上前になるが)前に育てていたときは、やはり水道水で育てたにもかかわらず、ちゃんと大きく育っていた。あのときは名古屋の水道水だったからか? 東京の水道水はやっぱやばいのか? それとも10年のうちに日本中の水道水が変わってきたのか? あるいは10年のうちにシーモンキーが水道水に弱くなったのか? 謎は深まるばかりだが、我々東京都民は、こんなシーモンキーが全滅するような水道水を飲んでいて大丈夫なのか? 明日からは、我々も井の頭池の水を飲むべきだ! 


9月16日 む、井の頭池が4匹に

 井の頭池のシーモンキーが4匹になってしまった。なんか、いやーな予感がするな。体のほうは少しずつ大きくなってるようだ。


9月17日 だいぶ大きくなってきたような

 数は変わらず、4匹。体が大きくなってくると、動き回る範囲も大きくなって、ますます撮影がむつかしくなってきたような気がする。で、何枚も撮ってみた中の1枚。体の中心に黒い線が入っていて、足がいっぱいあるのがわかるだろうか。
 エサを入れて、水を少し足した。


9月18日 いやな予感が

 か、数が2匹に! ちょっといやな予感がしてきた。だけど、まぁ、シーモンキー自体は元気そうだし、このままいってくれれば。


9月19日 もう、いやだ

 どひゃー、ついにいなくなってしまった! 最後のとりで、井の頭池も全滅してしまった。やっぱ原因は水ではなかったんだろうか? じゃぁなんなんだ? もうやだ。がっくし。


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